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スパイ・ゲーム

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 故トニー・スコット監督のスパイ映画。レッドフォードとブラピが共演という豪華キャスト。そもそもスパイものというのはある程度面白いことが決定しているジャンルだと思うし、まあ見ていてつまらないとは感じさせなかった。時代に残る傑作!とかでは当然ないが、ちょっと釈然としない観賞後感であった。

 

 中国で女を助けようとしたところヘマをして捕まり、映画的な拷問をうけているブラットピットと、それを見捨てようとしているCIA上層部。今日CIAを辞めるところだったレッドフォードは、昔のよしみもあるのでブラットピットを助けようとがんばるのであった、みたいな内容。

 映画のほとんどが「出会いはこうだった」「こんなこともあった」みたいな回想で構成されていて、いろんな事件のいいとこ取りになっている。けど、まあ回想だし、ブラットピットもレッドフォードも現在の時制で生きていることがはっきりしているので、あんまりサスペンスとかは産まれない。だらけるわけもでもない。観客の興味の中心はブラットピットが中国でなにをしようとしていたのか?という謎解きの部分と、レッドフォードはどうやってブラットピットを助けるのか?という部分に集約される。

 

 ブラピが女を助けようとしてたんだ!というところは、なんかこう、まあそうなのか、でもこいつスパイ向いてない気がするな、という気がしてならなかった。レッドフォードがブラットピットを助けるためにとる行動はかっこよく、しかも淡々と描写されるのでそれ自体はステキだが、しかし、これ、後々問題になりやしないか、という感じもする。つまらない映画ではないのは間違いないけど、なんとなく、なんとなくっていう感じだった。